すでに民泊を営んでいるクライアントとともに計画した熊本城の石垣を臨む住宅＋民泊施設である。
中心市街地にほど近い変形した敷地にできるだけ大きな建物を計画し、将来的には簡易宿所への用途変更も視野に入れている。
各階にロフトを挟み込み階高を大きくとることで空間のひろがりを確保した。
また２階においては屋根を受ける梁を「重ね透かし梁」とすることで流通材で大スパンを作っている。
外国人の来訪者も多いため、熊本城の緑を借景とした大らかな空間を楽しんでもらえることを期待している。